開運ノート

引っ越しの方位はどう決めるのか

2026年9月更新

引っ越しは、九星気学でいちばん重く見られる移動です。年盤の作用が数年から十数年続くとされるので、旅行のようにやり直しがききません。その割に、実際の手続きの中でどこを基準に方位を決めるのかがはっきり書かれていないことが多い。順に整理します。

起点は「いまの家」、着地は「新しい家」

方位は、いま住んでいる家から見て新しい家がどの方角にあるか、で決まります。職場でも実家でも駅でもありません。

同じ市内でも、住んでいる場所によって同じ物件が別の方位になります。東京の西側に住んでいる人にとって都心は東ですが、東側の人にとっては西です。吉方位ツールでは出発地を選べるようにしてあります。厳密にやるなら地図で自宅の位置を確認して、そこから測ってください。

いつの時点の盤で見るのか

ここが最初のつまずきです。契約日か、荷物を運んだ日か、住み始めた日か。

一般には実際に寝泊まりを始めた日を採ります。契約は書類の話で、身体が移動していません。荷物だけ先に運んだ場合も、本人が寝起きし始めた日が基準です。

逆に言えば、日付を選べる余地はここにあります。荷物の搬入が月初でも、最初に泊まる日を節入り後にずらせば、月盤は次の月のものになります。数日の違いで月盤が変わるので、月末月初の引っ越しでは節入りの日付を確認しておく価値があります。

仮住まいを挟むとどうなるか

いったん実家や短期の部屋に入って、それから本住まいへ移る。この場合、移動が2回あったと数えるのが基本です。

つまり、凶方位を避けるために仮住まいを挟むという工夫は、そのぶん2回とも方位を見る必要が出てきます。滞在が数日程度なら移動として数えない流派もありますが、少なくとも「一度別の方位へ行けば帳消しになる」という単純な話ではありません。方位除けを目的に仮住まいを挟むのは、手間の割に確実性が低い方法です。

五黄土星の人は、いつ引っ越せるのか

「五黄土星は何年に引っ越すのがいいか」という質問をよく見ますが、この形の問いには答えがありません。使える方位と時期は本命星ごとに違い、同じ本命星でも年によって変わるからです。

実際に計算してみます。五黄土星の人が2026年9月から3年間で引っ越せる時期は、31か月ありました。最初のほうを挙げると2026年9月(南東・南西・北西)、2026年10月(東・南西)、2026年11月(東・北西)、2026年12月(南東・北西)、2027年2月(西)、2027年3月(東)といった具合です。

年を指定して「この年がいい」と言えるものではなく、方位と月の組み合わせで決まります。引っ越しの時期を探すツールに生年月日を入れると、この一覧がそのまま出ます。

方位が取れない期間もある

本命星と年回りの組み合わせによっては、1年以上まともな方位が取れないことがあります。そういうときに無理をして「まだマシな方位」を選ぶくらいなら、次のことだけ守るほうが実質的です。

引っ越しは仕事や家族の都合で時期が決まるものです。方位のために生活を壊しては本末転倒で、気学の本にもたいていそう書いてあります。