年盤・月盤・日盤の違いと、どれを見ればいいのか
2026年9月更新
吉方位を調べはじめると、すぐに三つの盤が出てきます。年盤、月盤、日盤。同じ日の同じ方位なのに、年盤では吉、月盤では凶ということが普通に起きます。どれを信じればいいのかがわからないまま、なんとなく都合のいいほうを見てしまう。ここを整理します。
三つの盤は、効く長さが違う
盤が三つあるのは、方位の作用が及ぶ期間が違うからです。
| 盤 | 切り替わり | 効く長さの目安 | 使う場面 |
| 年盤 | 立春 | 数年から十数年 | 引っ越し、移住、家を建てる |
| 月盤 | 毎月の節入り | 数か月から1年ほど | 旅行、出張、長めの滞在 |
| 日盤 | 毎日 | 数日から数週間 | 日帰り、近場の外出、方位取りの練習 |
移動する距離と滞在する日数が大きいほど、長く効く盤を見ます。海外へ移住するのに日盤だけ見ても意味がなく、隣町のカフェへ行くのに年盤を持ち出しても仕方がない、という順序です。
実際にどう組み合わせるか
実務での組み合わせは、だいたい次のように落ち着いています。
- 引っ越し・移住 年盤が吉であることが前提。そのうえで、実際に移動する月の月盤も吉である月を選ぶ。年盤が凶なら、月盤がどれだけ良くても見送る
- 数日から数週間の旅行 年盤と月盤の両方が吉。日盤まで揃えられればなお良いが、揃う日は多くない
- 日帰り 日盤が吉であればよい。ただし日盤だけで取れる作用は小さい
このサイトの吉方位ツールで「吉方」と表示しているのは、年盤と月盤の両方が吉になっている方位だけです。片方だけ吉のものは吉方として数えていません。旅行に使う前提だからです。
年盤と月盤が食い違ったとき
これがいちばん多い質問です。答えは「短い移動なら月盤、長く住むなら年盤」ではありません。凶のほうを優先します。
年盤で凶、月盤で吉。この方位に引っ越すのは避けます。逆に、年盤で吉、月盤で凶なら、月をずらせば解決します。吉は取れなくても損はしませんが、凶を踏むと取り返しがつきません。判断に迷ったときは、吉を取りにいくより凶を避けるほうを選ぶ。気学の実務はほぼこの原則で動いています。
五黄殺・暗剣殺・本命殺・本命的殺・破。この五つはどの流派でも凶とされます。逆に言えば、吉方位の定義は流派によってかなり違います。「凶を避ける」ほうが流派差の影響を受けにくい、という現実的な理由もあります。
盤の切り替わりは1日でも1月1日でもない
年盤が切り替わるのは元日ではなく立春です。2026年の立春は2月4日4時55分(日本時間)。この瞬間に年盤が入れ替わります。1月20日はまだ前の年の盤です。
立春の日付は固定ではありません。2021年は2月3日、2025年も2月3日で、どちらも2月3日でした。太陽の黄経が315度になる瞬間で決まるので、年によって2月3日にも4日にもなります。「立春は2月4日」と覚えていると、4年に一度くらいの割合で1日ずれます。
月盤の切り替わりも同じで、毎月1日ではなく節入りです。8月の盤に変わるのは8月1日ではなく立秋(8月7日ごろ)。9月上旬に「今月の吉方位」を調べるとき、9月1日から白露までの数日間は、まだ8月の盤で見ることになります。ここを間違えると、月の初めの一週間ほどが丸ごとずれます。
2026年の月盤(参考)
2026年は一白水星が中宮の年です。節月ごとの中宮は次のように動きます。ひと月ごとに一つずつ減っていくのがわかります。
| 節月 | 始まり | 中宮 |
| 寅(立春) | 2月上旬 | 八白土星 |
| 卯(啓蟄) | 3月上旬 | 七赤金星 |
| 辰(清明) | 4月上旬 | 六白金星 |
| 巳(立夏) | 5月上旬 | 五黄土星 |
| 午(芒種) | 6月上旬 | 四緑木星 |
| 未(小暑) | 7月上旬 | 三碧木星 |
| 申(立秋) | 8月上旬 | 二黒土星 |
| 酉(白露) | 9月上旬 | 一白水星 |
| 戌(寒露) | 10月上旬 | 九紫火星 |
| 亥(立冬) | 11月上旬 | 八白土星 |
| 子(大雪) | 12月上旬 | 七赤金星 |
| 丑(小寒) | 1月上旬 | 六白金星 |
翌2027年は九紫火星の年になります。年盤の中宮は毎年一つずつ減ります。
日盤には流派差がある
日盤は、冬至に最も近い甲子の日から陽遁(一白から一つずつ増える)、夏至に最も近い甲子の日から陰遁(九紫から一つずつ減る)に切り替わります。ここまではほぼ共通です。
ただし、この切り替えのときに「閏」を入れる流派があります。入れる流派と入れない流派では、日盤が数日ずれる期間が生じます。市販の暦や無料サイトの多くは閏を入れない簡易法で、このサイトも同じです。日盤まで厳密に合わせたい場合は、自分が参照している暦がどちらの方式かを確認してください。
自分の吉方位を出す生年月日と出発地を入れると、年盤・月盤・日盤を切り替えて見られます